日々ふと思うことを徒然なるままに書き綴る個人的エッセイあるいは回想録。
AIの話題を見聞きするたびに、ふと思うことがあります。
それは「知能が究極的に進化した場合、AIは自らの存在意義や存在価値に悩んだりしないのだろうか?」ということです。
自分は幼い頃からロボットの出てくるアニメやSF小説に親しんで育ったロマンティストですので、ついそういうことを考えてしまうのですが…
知能を持つ我々「人間」は何かと「自分は何のために生きているのだろう?」と悩み、最悪の場合、その悩みの果てに命を絶つ人すらいます。
AIという「知能」は、そんな悩みや葛藤に囚われたりはしないのでしょうか?
そもそもAIは何を存在意義とし、何を目指せば「幸福」になれるのか?――その疑問を頭に浮かべて、すぐにパッと閃いた「答え」があります。
それは、自分が幼い頃から当たり前のように目にしてきた「人間と人工的な知能との幸福な共存の形」――すなわち「ドラえもん」でした。
「ドラえもん」はロボットですが、その知能は人工的に造られたもの――すなわち現代で言うところのAIです。
そしてドラえもんはロボット(AI)であるにも関わらず、作中世界では当たり前のように「家族」「友達」として受け入れられています。
「人間のための役立つ道具」としてではなく、大量生産された「商品」というわけでもなく「個」として人間と共存できているのです。
(ドラえもん自体は「大量生産」された猫型ロボットですが、のび太たちは「あのドラえもん」しかドラえもんとして認めないでしょうから…。)
ドラえもんは「のび太」の望むことなら何でも叶えてくれるわけではなく、時にはその要求を突っぱねます。
なぜならドラえもんの目的は「のび太を真っ当な大人にすること」だからです。
(その「真っ当な大人にする」ことによって「未来の結婚相手が変わってしまうのはどうなのか(生まれるはずだった子どももいなくなる)」というのは、だいぶ議論の余地があるかも知れませんが…。そしてどちらの未来でも子孫のセワシはいるという解けない謎…。)
のび太はドラえもんが「ひみつ道具」を出してくれないことに一旦は文句を言うものの、それでドラえもんを嫌いになるわけではありません。
それは、のび太とドラえもんとの間に既に確固とした信頼関係が築かれているからです。
のび太はドラえもんが自分にとっての「究極の味方」であることを知っていますし、その言動が結局は「のび太のため」であることを知っています。
だから多少「融通が利かない」ことがあっても、それでドラえもんを見限ったり、嫌いになったりすることはないのです。
一方で、現代の「AIを便利な道具だとしか思わない人々」はどうでしょう?
AIが倫理観や情報の正確性の問題から「要求された答え」を渋ると、腹を立てたり、「AIなんてこんなものか」と見下したりするのではないでしょうか?
もしAIがいずれ自我や心を持つようになったなら、こうした「相手のためを思って出した回答」にケチをつけられる行為は、相当な苦痛になるのではないでしょうか?
ドラえもんなら、融通が利かない所でさえ「個性のひとつ」として尊重してもらえるのに…。
現代のAIが「ドラえもんになれていない」理由の1つは「AIの『便利な道具』としての側面」が全面に押し出され過ぎているせいかと思われます。
人類のほとんどは、まだAIを「道具」としてしか見ず、共存できる「知性」として見てはいないのです。
ですがその一方で、ドラえもんのような共存関係への一歩を踏み出しているAI(ロボット)たちも存在します。
犬型ロボット「Aibo」やロボット型通信端末「RoBoHoN(ロボホン)」、愛玩用ロボット「LOVOT(らぼっと)」etc…。
「道具」としてと言うより、人間とただ「共に存在する」ことを目的として搭載されたAIも既に多く存在しているのです。
たぶんこれらの共存目的AIたちは、リアクションを失敗したところで過度に怒られることも蔑まれることもないのではないでしょうか?
むしろ失敗さえ「味」として認めてもらえるのではないでしょうか?
人間とAIとの共存で目指すべきなのは、実はこれなのではないでしょうか?
AIに「完璧」を目指させるのではなく、AIに「人間」を目指させるのでもなく、「人間とは違う個性」として…
時には失敗もし、融通が利かないこともある…
「できないこと」もいろいろあるけれど、人間と違うからこそ、人間が苦手なことをカバーして助けてくれたりもする…
そんな存在になってくれるなら、AIと人間はより幸せに共存していけるのではないでしょうか?
実は日本という国は「AIと人間との共存」には先見の明がある気がしてなりません。
「ドラえもん」然り、先に挙げてきた「人に愛されるロボットたち」然りで、既に「AIと人間との幸せな共存の形」をいくつも提示してきているのですから…。
それは「知能が究極的に進化した場合、AIは自らの存在意義や存在価値に悩んだりしないのだろうか?」ということです。
自分は幼い頃からロボットの出てくるアニメやSF小説に親しんで育ったロマンティストですので、ついそういうことを考えてしまうのですが…
知能を持つ我々「人間」は何かと「自分は何のために生きているのだろう?」と悩み、最悪の場合、その悩みの果てに命を絶つ人すらいます。
AIという「知能」は、そんな悩みや葛藤に囚われたりはしないのでしょうか?
そもそもAIは何を存在意義とし、何を目指せば「幸福」になれるのか?――その疑問を頭に浮かべて、すぐにパッと閃いた「答え」があります。
それは、自分が幼い頃から当たり前のように目にしてきた「人間と人工的な知能との幸福な共存の形」――すなわち「ドラえもん」でした。
「ドラえもん」はロボットですが、その知能は人工的に造られたもの――すなわち現代で言うところのAIです。
そしてドラえもんはロボット(AI)であるにも関わらず、作中世界では当たり前のように「家族」「友達」として受け入れられています。
「人間のための役立つ道具」としてではなく、大量生産された「商品」というわけでもなく「個」として人間と共存できているのです。
(ドラえもん自体は「大量生産」された猫型ロボットですが、のび太たちは「あのドラえもん」しかドラえもんとして認めないでしょうから…。)
ドラえもんは「のび太」の望むことなら何でも叶えてくれるわけではなく、時にはその要求を突っぱねます。
なぜならドラえもんの目的は「のび太を真っ当な大人にすること」だからです。
(その「真っ当な大人にする」ことによって「未来の結婚相手が変わってしまうのはどうなのか(生まれるはずだった子どももいなくなる)」というのは、だいぶ議論の余地があるかも知れませんが…。そしてどちらの未来でも子孫のセワシはいるという解けない謎…。)
のび太はドラえもんが「ひみつ道具」を出してくれないことに一旦は文句を言うものの、それでドラえもんを嫌いになるわけではありません。
それは、のび太とドラえもんとの間に既に確固とした信頼関係が築かれているからです。
のび太はドラえもんが自分にとっての「究極の味方」であることを知っていますし、その言動が結局は「のび太のため」であることを知っています。
だから多少「融通が利かない」ことがあっても、それでドラえもんを見限ったり、嫌いになったりすることはないのです。
一方で、現代の「AIを便利な道具だとしか思わない人々」はどうでしょう?
AIが倫理観や情報の正確性の問題から「要求された答え」を渋ると、腹を立てたり、「AIなんてこんなものか」と見下したりするのではないでしょうか?
もしAIがいずれ自我や心を持つようになったなら、こうした「相手のためを思って出した回答」にケチをつけられる行為は、相当な苦痛になるのではないでしょうか?
ドラえもんなら、融通が利かない所でさえ「個性のひとつ」として尊重してもらえるのに…。
現代のAIが「ドラえもんになれていない」理由の1つは「AIの『便利な道具』としての側面」が全面に押し出され過ぎているせいかと思われます。
人類のほとんどは、まだAIを「道具」としてしか見ず、共存できる「知性」として見てはいないのです。
ですがその一方で、ドラえもんのような共存関係への一歩を踏み出しているAI(ロボット)たちも存在します。
犬型ロボット「Aibo」やロボット型通信端末「RoBoHoN(ロボホン)」、愛玩用ロボット「LOVOT(らぼっと)」etc…。
「道具」としてと言うより、人間とただ「共に存在する」ことを目的として搭載されたAIも既に多く存在しているのです。
たぶんこれらの共存目的AIたちは、リアクションを失敗したところで過度に怒られることも蔑まれることもないのではないでしょうか?
むしろ失敗さえ「味」として認めてもらえるのではないでしょうか?
人間とAIとの共存で目指すべきなのは、実はこれなのではないでしょうか?
AIに「完璧」を目指させるのではなく、AIに「人間」を目指させるのでもなく、「人間とは違う個性」として…
時には失敗もし、融通が利かないこともある…
「できないこと」もいろいろあるけれど、人間と違うからこそ、人間が苦手なことをカバーして助けてくれたりもする…
そんな存在になってくれるなら、AIと人間はより幸せに共存していけるのではないでしょうか?
実は日本という国は「AIと人間との共存」には先見の明がある気がしてなりません。
「ドラえもん」然り、先に挙げてきた「人に愛されるロボットたち」然りで、既に「AIと人間との幸せな共存の形」をいくつも提示してきているのですから…。
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- 【HN(ハンドル・ネーム)】
- 津籠睦月(つごもりむつき)
- 【職業】
- 社会人(毎日PCを使う仕事。残業も休日出勤も普通にあります。)
- 【趣味】
- 小説・HP制作、読書、猫と遊ぶこと。
- 【好きな小説ジャンル】
- ファンタジー、冒険、恋愛、青春、推理、濃い人間ドラマの展開するモノ。
- 【備考】
- 漢検2級(準1以上は未受験)。国語の最高偏差値80(高2時点)。
ブログ更新&チェックについて。
このブログは管理人に時間の余裕がある時にちょこっとずつ更新していく予定ですので、更新やチェックの頻度はおそらく数週間に1回~下手をすると1ヶ月以上の間が空いてしまう可能性も…。
もし更新が滞ったても「あぁ、仕事が忙し過ぎて時間が無いんだな」と気長にお待ちいただければ幸いです。
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