日々ふと思うことを徒然なるままに書き綴る個人的エッセイあるいは回想録。
このまま行くと、AIの進化は確実に止まる――自分がそう危惧しているのには、理由があります。
それは、多くのAI事業者が利用者を「囲い込む」ことに夢中になり、AIの「外」に人を送り出していないからです。
…と、ここまで言っても、多くの人々は「それで何故AIの進化が止まるのか」ピンと来ないことでしょう。
下手をするとAIを運営する「事業者」ですら、そこへの想像が働いていないのかも知れません。
…だって、そこの想像力が真っ当に働くなら、こんなあからさまな「自滅行動(消極的な自殺行為)」を取っているはずがありませんので…。
それは、多くのAI事業者が利用者を「囲い込む」ことに夢中になり、AIの「外」に人を送り出していないからです。
…と、ここまで言っても、多くの人々は「それで何故AIの進化が止まるのか」ピンと来ないことでしょう。
下手をするとAIを運営する「事業者」ですら、そこへの想像が働いていないのかも知れません。
…だって、そこの想像力が真っ当に働くなら、こんなあからさまな「自滅行動(消極的な自殺行為)」を取っているはずがありませんので…。
- どんなにAI精度が進化しても、学ぶべき情報が無ければ意味が無い
どうにも皆さん「AI」と言うと「半導体」ですとか「データセンター」ですとか「AIモデル」ですとか、ハード面やシステム面の進化や精度ばかり気にしているようですが…
そもそもAIって「情報」を「深層学習」することによって進化しているものですよね?
AIそのものの精度をどれほど上げたところで、学ぶべき「情報」が存在しないなら、まるで意味が無いはずなのですが…
なぜか昨今のAI事業者たちは、その情報源を「減滅させる」方向に動いています。
皆さんもご存知の通り、昨今の大手AI事業者は「ネット上の情報」を学習させることでAIの開発コストを抑えているのですが…
そうやって出来上がったAIは、情報源から得た情報を「要約」して出しはするものの、情報源へのリンクを出さなかったり、出しても目立たせなかったりして、利用者をAIの「外」へ出さないように「囲い込んで」います。
(なお、AI事業者は情報源への正当な対価を支払っていないことでも度々問題(訴訟)になっています。某検索サイトGのAIモードがEUから競争法違反の疑いで調査されていたり…。)
実際、国内での某検索サイトG経由のサイト訪問は、ここ2年で33%も減少しています。
実はこれ、AI学習の「情報源の崩壊」の一歩手前な状況なのですが…
このまま行くと数年後にはAIの学習すべき情報が枯渇するか、あったとしても相当に質の低いものばかりになり、AIの存在意義自体が危ぶまれることになりかねないのですが…
皆さん、本気でこの状況の意味するものに気づいていないのでしょうか???
- サイトやブログは訪問者あってのもの
日本には質の高い情報を提供してくれるサイトやブログがたくさんあります。
それは決して「大手」のマスコミや企業のものばかりでなく、中小企業や個人のものでさえ、きめ細やかな「お役立ち情報」を出してくれています。
実際自分も、冠婚葬祭の折、ブライダル事業者や葬儀社のサイトにどれだけ助けてもらったか知れません。
でも、この種の「お役立ち情報」…べつに「ボランティア」で提供されているわけではないのです。
もちろん「世の役に立とう」という意識はあるでしょうが、その最大の目的は「その情報によって人を呼ぶこと」。
サイトやブログに人を集めることが目的なのです。
たとえ受注につながらない遠い地方からの閲覧だとしても、訪問者数が増えれば評価が上がり、検索上位表示される可能性が上がります。
そうやって利用者と情報提供者のWin-Winの相互利益関係で回っていたのが、今までのネットの世界だったのです。
ですがAIの登場は、この関係性を崩します。
皆が皆AI回答やAI要約だけで満足して、サイトやブログに行かなくなってしまったら…
わざわざ時間と手間をかけてネットに情報提供しても、何の意味もなくなってしまいますよね?
ビジネス系サイトのみならず、個人の趣味のサイトも同様です。
HPやブログ、動画サイトなどで様々な趣味のノウハウを紹介してくれている方は多いですが…
どれもこれも「見てくれる人がいるから続けていられる」のではないでしょうか?
苦労して記事や動画をまとめてUPしても、見てくれる人もなく、反応も無い…そんな状況が続けば、心が折れてやめてしまう人も多く出て来るのではないでしょうか?
(さらには自分のUPした「人のためになる情報」をAIに「横取り」されて、得られるはずだった「反応」も「報い」も全て持って行かれていると知ってしまったら、絶望以外の何ものでもありませんよね?)
AIがユーザーを囲い込んでネットへの流入を阻めば阻むほど、ネットは不活性化し、有益な情報がどんどん消えていきます。
いわばAI事業者がやっていることは「立派なダムを作って水を貯めたけれど、水源を枯らそうとしている」行為なわけですが…
…本当に何故、こんな自滅行動に走っているのでしょう?
そもそもAIユーザーの何割かは「ネットで集客するためのコンテンツをAIで作りたい」という人々でしょうが…
AIで優れたコンテンツを作れたところで、そのコンテンツへの集客自体をAIによって阻まれてしまうなら、何の意味もないですよね?
むしろ、ただ無駄にAIに時間(あるいは利用料も)を取られただけになってしまいますよね?
広告主に「AIモードができてもサイトへのトラフィックは減りませんから大丈夫ですよ」的なことを言っておきながら、実際ガッツリ流入を減らしている某検索サイトといい、どうしてAI事業者って、そういうことをするんでしょうね?- 真っ当な事業者は「持続可能性」を求める
もしかしたらAI事業者は「AIに必要な情報は既に得た。あとは用済みだ」とでも言うつもりなのかも知れませんが…
それだとAI開発当時のネット情報を永遠に擦り続けるばかりで、時代に合わせたバージョンアップもできません。
(世の常識やマナーは時代によって変化していくものです。新しい情報が得られなければ、AI回答は古い情報のままで「いつの時代の話?」ということになってしまいます。)
あるいはAI事業者は「どれだけ水源を荒らそうと、どこからか水は湧き出るものさ」と楽天的な考えでいるのかも知れませんが…
その「水」が「以前と同じ質」とは限りません。
むしろ「AI生成コンテンツ」ばかり増えて「既にAIが知っている情報」をAIが「再学習」するという、新たなフェーズの「AI狂牛病(モデル自食症:Model Autophagy Disorder)」が発生するだけかも知れません。
今ならまだ、確実に質が高いと分かっている情報源を、確実に守ることができるのに…
わざわざそれを潰して、質がどうかも分からない、湧き出るかも分からない「次」に期待するなんて、あまりにも非合理的です。
…この非合理的な企業姿勢を見てふと思ったのが「もしかして、海外に寿命の長い企業が少ないのは、そういうことだったのか?」ということでした。
たとえば日本の企業は、山から木を伐採した分、また新たな苗木を植えて森を育てたりしますよね?
木を伐るだけ伐ってそこで「おしまい」ではなく、この先もずっとそれを続けられるよう、持続可能なサイクルを作っているのです。
海外のビジネス事情には詳しくありませんが、そういう考えを持っている企業って、海外では少ないのでしょうか?
目先の利益を取るだけ取って、数年後の自分たちの首を自分で締めて破滅しても「時代の流れが悪かった」で終わりなのでしょうか?
その数年後の破滅を回避するために「今」できることがあるのに…
そこに想像を働かせ行動しようという意識を、まるで持っていないのでしょうか?
- AIとネット文化が「共存」する道は普通にある
AIの進化を止めず、ネット文化の衰退も防ぐ…その方法は、普通に存在します。
言うまでもないことですが…AIがむしろ積極的に、ネットの各サイト・ブログへの人の流出を推し進めれば良いのです。
いわば、これまでの検索サイトの「上位互換」になれば良いわけですが…
これが出来ていないのって、AI事業者が「そんなことをしたらAIの利用時間が減るじゃないか!」「AIに人が戻って来なくなったらどうする!?」と過剰に身構えてしまっているからなのでしょうか?
…それでAIの進化が止まって使い物にならなくなったら本末転倒なのですが…
人ってそこまでして、他者に利益を持たせたがらないものなんですかね??
自分だけが利益を独占して、結果それで首が回らなくなっても良いのでしょうか??
むしろ、AIとネットの各サイト・ブログとの間にWin-Winな相互利益関係が生まれれば、どちらも共に寿命を延ばしていけるはずなのですが…。
AI事業者が閉ざそうとしているものは、もしかしたらAIの未来のみならず、人類そのものの未来なのかも知れませんよね…。
ちなみに、AI事業者によるコンテンツの無断学習&利用問題については、最近ニュース記事で見たKDDIとGoogle Cloudの戦略提携の話が、個人的に気になっています。
予め許諾を得たコンテンツを生成AIへ提供し、それをユーザーが使えば収益が分配される仕組みを想定しているようですが…。
記事の内容だけでは、その仕組みで「どこまで」のコンテンツ提供者をカバーできるのかは分かりませんでしたが…。
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- 小説・HP制作、読書、猫と遊ぶこと。
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- 【備考】
- 漢検2級(準1以上は未受験)。国語の最高偏差値80(高2時点)。
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もし更新が滞ったても「あぁ、仕事が忙し過ぎて時間が無いんだな」と気長にお待ちいただければ幸いです。
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