日々ふと思うことを徒然なるままに書き綴る個人的エッセイあるいは回想録。
SNSをはじめとするネットの世界では、連日、何かしら「賛否両論」のバトルが勃発しています。
「皆が自由に意見を言い合う」ことって、普通は「良いこと」のはずなのですが…
ネットを見ていると、とてもそんな風には思えません。
どうにも「言い合い」が「議論」にならず「言葉の暴力の応酬」「バトるだけバトって終わり」になっている気がしてならないのです。
これでは見ていて気持ち良くないですし、SNS疲れする人が増えて当然ですよね…。
しかも、様々な意見は出るものの、時が経てば皆の興味も別の話題に移り、忘れ去られてしまいます。
皆の心を傷つけてまで意見を言い合ったわりに、何の建設的な結果も得られず「うやむや」になって終わり…
そして「うやむや」なままで「何も変わっていない」せいで、そのうちまた似たような過ちを繰り返すことさえあります。
…どうしてこうなってしまうのでしょう?
そして、ネットの世界のこの「ギスギス」を、どうにか解消する方法は無いものなのでしょうか?
<関連記事>
・「自分と違う意見」を「おもしろい異論」と思えない人の危機感の無さ
「皆が自由に意見を言い合う」ことって、普通は「良いこと」のはずなのですが…
ネットを見ていると、とてもそんな風には思えません。
どうにも「言い合い」が「議論」にならず「言葉の暴力の応酬」「バトるだけバトって終わり」になっている気がしてならないのです。
これでは見ていて気持ち良くないですし、SNS疲れする人が増えて当然ですよね…。
しかも、様々な意見は出るものの、時が経てば皆の興味も別の話題に移り、忘れ去られてしまいます。
皆の心を傷つけてまで意見を言い合ったわりに、何の建設的な結果も得られず「うやむや」になって終わり…
そして「うやむや」なままで「何も変わっていない」せいで、そのうちまた似たような過ちを繰り返すことさえあります。
…どうしてこうなってしまうのでしょう?
そして、ネットの世界のこの「ギスギス」を、どうにか解消する方法は無いものなのでしょうか?
- 他者の意見を拒否する人々(自分の意見しか認めない)
-
過去記事に書いた全肯定しか認めない人々とも重なる話なのですが…
ネットの中には「自分の意見しか認めない」「他者の意見には耳も貸さない」人々がいます。
「自分の意見」を他者にも押しつけ「全世界がそれを認めなければ許さない」…そんな態度の人々がいます。
これではそもそも「議論のテーブルについている」とは言えません。
他者の意見を聞ける「覚悟」の無い人間に「議論」はできないのです。
「議論」とは「いくつか出た意見のうち、1つを採択して終わり」というものではありません。
本来は、並べられた意見の「良いところ」は採用し「悪いところ」は補い合って「意見を調整し、アップデートしていく場」のはずなのです。
「相手を言い負かしたら勝ち」というものでもなければ、味方を増やして「多数決で圧し潰せば勝ち」というものでもありません。
まして「自分の意見を言いたいだけ言って終わり」の場ではないのです。
…そもそも世の人々は「自分の意見を通したい」と思いこそすれ「議論をしたい」なんて思ってもいないのかも知れません。
でも、「自分の意見を言うだけ言って終わり」「他の意見なんて聞く気も無い」では、あまりにフェアではありませんよね?
それはもう「議論」ではなく、ただの「ワガママな自己主張」なのです。
- どんな意見もあって良い(○○な奴は喋るなの間違い)
-
この種のバトルでよく散見されるのが「知識の無い奴は喋るな」「初心者は黙ってろ」「思考の歪んだ奴は一生黙ってろ」といった感じの「言論封殺」です。
…確かに「見当違い」な意見を持ち込んで場を掻き回す人間は「有益な議論だけしていたい」人々にとって「邪魔」なものでしょう。
ですが、たとえ「見当違い」で「邪魔」なものでも、意見は意見なのです。
それを「知識が無いから」「初心者だから」と封じてしまうのは、結局は「言論の自由の侵害」と同義なのです。
こういう場合の「知識の有る人間」「経験値の多い人間」「思考が健全な人間」の為すべきことは「一旦意見を聞いた上で、間違いを訂正し、歪みを正すこと」です。
つまり「言わせるだけ言わせてから、反論する」のが正しいやり方なのです。
…それをしない(できない)のは、その手順が「面倒くさい」あるいは「無駄な時間に思えてしまう」せいなんでしょうね…。
あるいは昨今は、こちらが「正しい知識で反論」しても、相手側が「聞く耳を持たずに反発してくる」…しかも過剰に反撃してこちらを叩いてくる可能性があるから…というのもあるかも知れません。
(それと、昨今は「間違った意見」であってもバズれば広まり、信じてしまう人が増えるので、その「間違った意見」を最初から言わせないようにしたい…というのもあるのかも知れません。)
それでも、ある種の人々に対して「意見を言うな」というのは、いずれ自分たちの側にもブーメランで返って来かねない「言論の自由のリスク因子」なのです。
それに「物を知らないからこそ出せる意見」というものも、世の中にはあります。
先入観や固定観念に縛られないからこそ出てくる「自由な発想」が、凝り固まった議論に風穴を開ける可能性だってあるのです。
その可能性を失わせないためにも「言論の自由」は誰にでも開かれていなければならないのです。
- 大事なのは「聞く耳」と、自論にこだわらない「思考力」
-
「聞く耳を持たない人々」が議論を成り立たせなくするなら、その解決策は簡単です。
つまり皆が「聞く耳」を持てれば良いのです。
そもそも「聞く耳を持たない人々」が、なぜ聞く耳を持てなくなるのか…
それはおそらく「自論にこだわり過ぎる」せいなのではないでしょうか?
「自分の意見に反対する声は、気分が悪くなるので聞きたくない」あるいは「自論を脅かす意見は、不安になるので聞きたくない」…
意図的にしろ無意識にしろ、そんな「拒絶」が「聞く耳」を失わせてしまっているのではないでしょうか?
…ですが、思うにたぶん、ここが「知性の分かれ目」なんですよね…。
何故なら、本当に賢い人間は「自分の意見が採用されること」にこだわらないからです。
だって、周りの声を一切拒絶して自分の意見を貫き通したところで…
その意見が「間違っていた」なら、周り中を皆巻き込んで「破滅」するだけじゃないですか。
本当に賢い人間は「自分の意見を通す」ことよりもまず「自分が意見を間違わないこと(間違っていたなら素早く修正すること)」を優先させるのです。
どんなに知能の高い人間も、ピースのそろっていないパズルでは答えを間違えることがあります。
だから賢い人間は、常に「足りない」ことを恐れ、情報を求めます。
自分の持っていない視点を、他の誰かが見つけてはいないかと、むしろ異論を漁るのです。
異論を「一旦受け止めた上で矛盾点を指摘する」ならともかく…
「頭ごなしに拒絶する」のは、そもそも思慮の足りていない人間のすることです。
そこに気づかず意固地に異論を拒絶している時点で、見る人には「あぁ…その程度の人間なんだな…」というのが分かってしまうのですが…
恥ずかしげもなくその「足りなさ」を見せつけている人間が多いのを見ると…
そこに気づけている人間って、意外と多くないということなのでしょうか…?
「頭が良い」と思われている人の中にも「そういう人」がいることを、常々不思議に思ってきたのですが…
ひょっとしたらこれって、IQではなくEQの領域の話なのかも知れませんね…。
そもそも議論が「うやむや」に終わってしまうのも、皆が皆「自論」にばかりこだわって「妥協点」すら見出せていないせいです。
「自論」を棄てて思考が自由に開かれれば、他の道も見えてくるはずなのですが…。
自論にこだわって、それを「疑うこともできない」のって、結局、思考を狭める「足枷」でしかないんですよね…。
そんなことで思考力を低下させ、その分「愚かな人間」になってしまうのは、とても「もったいない」ことだと思うのですが…
皆さん「自論」にこだわるわりに、自分の「賢さ・愚かさ」に関しては、あまりこだわりが無いのでしょうか?
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