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日々ふと思うことを徒然なるままに書き綴る個人的エッセイあるいは回想録。
革命や変革が怒りの爆発によって起こるように、「怒り」は時に世界を変えるエネルギーを生む、人類にとって不可欠な感情ではあります。
 
でも、それはたまにしか起こらないレアなケース。
 
普通の日常生活の中での「怒り」は大概の場合、人間関係を壊してしまったり、トラブルの発端となったり、厄介事の原因になってしまっているのではないでしょうか。
 
怒りは人生を悪い方向に転がしてしまいかねない、危険な感情でもあります。
 
自分の人生をうっかり破滅させたくないのであれば「怒りに我を忘れないように」感情のコントロールを考えていく必要があると思います。
 
以下に書いているのは、自分が普段から心がけている「怒りで身を滅ぼさない」ための心得です。
 
あくまで“自分用”に考えてきた独自の心得ですし、“誰にでも・どんな怒りにでも”通用するものではないと思いますが、参考程度にご覧ください。
 
(項目が多くて長くなりそうなので、何回かに分けて書いていこうと思います。)
 
 
自分の怒りやイラつきを“自覚”する
 
誰にだって気分の上がり下がりがあります。
 
特に理由があるわけでもないのに気分が悪い、心がざわつく時だってあると思います。
大切なのは、そんな時に自分自身の状態を“自覚”しておくことです。
 
「あぁ、今日は何だか、ささいなことでイラつく日だな」「自分、怒りっぽくなってるな」ということに、ちゃんと自分で気づいておくことです。
 
その、ちょっとした自覚の差が、怒りに駆られて何かをしそうになった時のストッパーになってくれることがあります。
 
「この人が悪いわけじゃない。嫌なことが重なって怒りっぽくなってるからだ」「前に他の人に同じことされた時には怒らなかったのに、今日は怒るなんて不公平じゃないか」―そんな風に、自分自身の心の声が歯止めとなって、怒りをやわらげてくれることがあります。
 
怒り方の“ルール”を決めておく
 
怒りにまかせて取り返しのつかない失敗をしてしまうタイプの人は、そもそも「怒り方のルール」を決めていないのではないでしょうか?
 
人間誰しも、怒りに心を支配されてしまう可能性はあります。
 
そしてそんな風に怒りに支配された時、頭はまともに働きません
 
怒りにエネルギーを奪われている分、思考は普段とは比べ物にならないほど鈍くなり、いつもなら当たり前に気づくようなことに気づけないので、うっかり言ってはいけないことを口にしてしまったり、相手を取り返しもつかないほど傷つけてしまったりするものです。
 
ならば、冷静に頭が働く平常時に、あらかじめ怒り方のルールを決めておいてしまえば良いのです。
 
怒りに鈍った頭でも、既にあるルールを実行するだけなら難しくありません。
 
たとえば自分の場合「怒っても“生物”には絶対にあたらない」「罵倒であっても、命を軽視する発言はしない」というルールを決めています。
 
怒りにまかせて生物に暴力をふるっては取り返しがつきません。
 
なので、どうしても当たり散らしたくなったら「無機物」もしくは「概念」や「システム」に怒りをぶつけるようにしています。
 
それも、なるべく手を出すのではなく口を出す方向で怒りを発散させるようにしています(そもそも形の無い概念に手は出せないですけどね…)。
 
さらには、ただ罵詈雑言をぶつけるのではなく、どこがどんな風に駄目なのか、その駄目な部分を改善するにはどうすればいいのか具体的に文句をぶつけるようにしています(あくまでひとりごとですが)。
 
たとえば「なんって分かりづらいサイトなんだ!?これを作った人間はユーザー目線を全く意識していないのか!?」から始まり「ここにこういう文言を書いておけば分かりやすいのに!」「ワンクリックで目的のページへ跳べるようにしておけば余計な手間がなくてカンタンなのに!」という風に文句を連ねていくわけですが…
 
こういうやり方をすると、その「こうすればいいのに!」という文句が、そのうち自分でサイトを制作する際に活かせたりと、自分自身に“応用”できるので非常に建設的オススメです。
 
「命を軽視した発言をしない」の方は、自分が「世にも奇妙な物〇」的な思考回路の持ち主というのも関係していると思いますが…
 
たとえば「相手に『しね』と言ってしまった後、本当に相手が何らかの理由で命を落としてしまったらどうしよう」ということを想像してしまうので、基本的にそういうことは言いたくないのです。
 
それに、軽い気持ちであろうが、売り言葉に買い言葉であろうが、酒に酔っての言動であろうが、“誰かから死を望む発言をされた”という事実は、なかなか忘れられないものだと思うのです。
 
それが家族や友人など身近な人物であればあるほど、余計に…。 
(少なくとも自分は忘れられないタイプなので。)
 
なので、自分自身、ふとしたきっかけでうっかりそんな言葉を発してしまわないよう、普段から生死に関わる言葉には気をつけているのです。



関連記事>怒りの感情のコントロール方法(その2)(その3)
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