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日々ふと思うことを徒然なるままに書き綴る個人的エッセイあるいは回想録。
世の中には「少し考えれば分かることなのに」ということを見落としている人々が沢山います。
 
それを自分は少し前まで「そもそも思考能力が無い(低い)」あるいは「見る目が無い(視点が欠けている)」のだと、単純に考えていました。
 
しかし、社会人生活も長くなり、最近では考え方が変わってきています。
 
「少し考えれば分かること」が分からない人々は、もしかしたら「考える能力」や「視点」は持っていても、それが充分に発揮できない状況にあるのではないかと…。
 
現代の日本人は、多忙です。
 
情報通信技術の発達により、数年前、数十年前は数日かかっていた仕事が1日…下手すると数時間でできてしまうため、よりスケジュールが過密になっています。
 
(技術の発達が逆に人間を苦しめるという皮肉なパターンですね…。)
 
納期も単位が「日」ではなく「時間」になっており、いつもギリギリの状況だったりします(会社にもよるのでしょうけど…)。
 
そして、実際に職場で、自他ともに経験していることなのですが、仕事が過密で多忙になればなるほど、普段なら起きないようなミスヒューマンエラー)が頻発したりします。
 
それは能力の高低や仕事の熟練度によらず、「こんなベテランが何故こんなミスを?」という事例も少なくありません。
 
理由として考えられるのは「人間は忙しくなると精神の余裕が失われ、能力やパフォーマンスが下がる」ということです。
 
自分自身を省みても、頭が疲労している時には、だいぶ判断力が鈍ったり、普段見落とさないものを見落としたりしているな、と感じます。
 
そもそも「忙しい」とは「心を亡くす」と書きます。
 
心を喪失してしまっているがゆえに、普段なら見えるはずのものが見えなくなる――忙しさとはそういうもので、現代人はその忙しさにより、常に心を喪失させられているのではないか…そんな風に思うのです。
 
仕事に限らず、現代ではプライベートでも、日々更新されるネットニュースやSNSや動画などの情報を処理しなくてはならず、何かと「脳」が多忙になりがちです。
 
世の中に溢れるその情報の量は膨大で、ひょっとしたら「人間」の能力を超えた、過剰な情報を処理させられている可能性もあります。
 
それゆえに、現代人は「心の余裕」を「亡くして」いるのかも知れません。
 
現代のこの社会は、もしかしたら、人間が「人間らしく」生きていくには適さない社会なのかも知れない…ふと、そんな風に考えさせられる、今日この頃です。

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【HN(ハンドル・ネーム)】
津籠睦月(つごもりむつき)
【職業】
社会人(毎日PCを使う仕事。残業も休日出勤も普通にあります。)
【趣味】
小説・HP制作、読書、猫と遊ぶこと。
【好きな小説ジャンル】
ファンタジー、冒険、恋愛、青春、推理、濃い人間ドラマの展開するモノ。
【備考】
漢検2級(準1以上は未受験)。国語の最高偏差値80(高2時点)。
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このブログは管理人に時間の余裕がある時にちょこっとずつ更新していく予定ですので、更新やチェックの頻度はおそらく数週間に1回~下手をすると1ヶ月以上の間が空いてしまう可能性も…。
もし更新が滞ったても「あぁ、仕事が忙し過ぎて時間が無いんだな」と気長にお待ちいただければ幸いです。

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