日々ふと思うことを徒然なるままに書き綴る個人的エッセイあるいは回想録。
「不言実行タイプ」――行動を起こすにあたって、あるいは行動を起こす前に「想いを口にしない人間」あるいはそもそも「自分が何をやっているのか語らない人」は、何かと損だと感じます。
現代社会では特に…自分の信念や行動を堂々とアピールできる人間ばかりが注目され、沈黙する人間は「何もしていない」「何も考えていない」と見なされることも多々あります。
社会に出てからは、特にそれを痛感することになりました。
学生時代までの自分はむしろ「『自分はコレをやっています!』って、いちいちアピールするのは、褒められたくてやってるみたいでカッコ悪い」という考えでした。
そもそも謙遜・謙虚が美徳と信じて育ってきたので(幼少期に祖父母と過ごす時間が多かったことが影響しているのかと…)、アピール自体がどうにも苦手だったのです。
しかし、社会人になってから「どうにも、ソレでは駄目だ」と思うようになりました。
忙しい現代人は、他人のことなどロクに見ていません。
おとぎ話の魔法使いのように「密かに耐えて頑張っている子」や「黙って陰で善行を為す人」を見つけ出してくれる人は、ほとんどいないのです。
だから「自分はこんなことをしています!」とアピールされて初めて、他人の行動や、その裏にある想いに気づくのです。
下手をすると「誰にも何も言わずに、ただ黙々と目的に向かい努力する人」が評価されず、「口ばかり大袈裟で、実際にはそんなに大した働きをしていない人」の方が評価を上げる可能性だってあります。
物事の本質を見抜けない人間は、「見かけ倒しで実を伴わないアピール」にも、コロッと騙されてしまうからです。
「褒められるためのアピール」「自分をスゴく見せるためのアピール」はしたくないとしても、せめて「多少は他人に理解してもらえるように」、自分の行動や想いを、何らかの形で「ことばにしていく」必要性を、強く感じるようになりました。
…とは言え、アピール嫌いの人間がソレをするのは相当に難易度が高く、「練習」や「試行錯誤」をしながら、少しずつ表に出していっているような状態です。
しかし、アピールや思考の言語化の必要性は感じていても、それでも「やりたくない」ことはあります。
自分の中の想いや考えを「ことばにする」ということは、時に他人と衝突することを意味します。
あるいは、時に他人を傷つけてしまうことを意味します。
自分とは対立する意見の持ち主――特に、他者の意見に否定的で攻撃性の高い人物に、自分の大切なものを踏みにじられる可能性を意味します。
なので、「何でもかんでも表に出したい」「他人に知ってもらいたい」とは思わないのです。
他者からの肯定や協力を必要としないような「想い」や「考え」なら、自分の中だけで宝物のように慈しんでいても、べつに構わないのではないかと思うのです。
「自己満足」で満たされるのであれば、誰にも知られぬ善行をひっそりと為して、ひとりで満足するだけでも、べつに構わないのではないかと思うのです。
「他人から肯定してもらえなければ、自分を肯定できない」といった可愛げは元から持っていませんし、「他人に自分の意見を押しつけたい」という趣味も持っていません。
しかし、時に「他人の何かを否定し、相手から傷つけられても、出さなければならない意見」があることも知っています。
なので、出すものと出さないものを、見極め、選びながら、少しずつ少しずつ「ことばにする」のです。
その「見極め」や「選択」も、まだまだ難しかったりするのですが…。
現代社会では特に…自分の信念や行動を堂々とアピールできる人間ばかりが注目され、沈黙する人間は「何もしていない」「何も考えていない」と見なされることも多々あります。
社会に出てからは、特にそれを痛感することになりました。
学生時代までの自分はむしろ「『自分はコレをやっています!』って、いちいちアピールするのは、褒められたくてやってるみたいでカッコ悪い」という考えでした。
そもそも謙遜・謙虚が美徳と信じて育ってきたので(幼少期に祖父母と過ごす時間が多かったことが影響しているのかと…)、アピール自体がどうにも苦手だったのです。
しかし、社会人になってから「どうにも、ソレでは駄目だ」と思うようになりました。
忙しい現代人は、他人のことなどロクに見ていません。
おとぎ話の魔法使いのように「密かに耐えて頑張っている子」や「黙って陰で善行を為す人」を見つけ出してくれる人は、ほとんどいないのです。
だから「自分はこんなことをしています!」とアピールされて初めて、他人の行動や、その裏にある想いに気づくのです。
下手をすると「誰にも何も言わずに、ただ黙々と目的に向かい努力する人」が評価されず、「口ばかり大袈裟で、実際にはそんなに大した働きをしていない人」の方が評価を上げる可能性だってあります。
物事の本質を見抜けない人間は、「見かけ倒しで実を伴わないアピール」にも、コロッと騙されてしまうからです。
「褒められるためのアピール」「自分をスゴく見せるためのアピール」はしたくないとしても、せめて「多少は他人に理解してもらえるように」、自分の行動や想いを、何らかの形で「ことばにしていく」必要性を、強く感じるようになりました。
…とは言え、アピール嫌いの人間がソレをするのは相当に難易度が高く、「練習」や「試行錯誤」をしながら、少しずつ表に出していっているような状態です。
しかし、アピールや思考の言語化の必要性は感じていても、それでも「やりたくない」ことはあります。
自分の中の想いや考えを「ことばにする」ということは、時に他人と衝突することを意味します。
あるいは、時に他人を傷つけてしまうことを意味します。
自分とは対立する意見の持ち主――特に、他者の意見に否定的で攻撃性の高い人物に、自分の大切なものを踏みにじられる可能性を意味します。
なので、「何でもかんでも表に出したい」「他人に知ってもらいたい」とは思わないのです。
他者からの肯定や協力を必要としないような「想い」や「考え」なら、自分の中だけで宝物のように慈しんでいても、べつに構わないのではないかと思うのです。
「自己満足」で満たされるのであれば、誰にも知られぬ善行をひっそりと為して、ひとりで満足するだけでも、べつに構わないのではないかと思うのです。
「他人から肯定してもらえなければ、自分を肯定できない」といった可愛げは元から持っていませんし、「他人に自分の意見を押しつけたい」という趣味も持っていません。
しかし、時に「他人の何かを否定し、相手から傷つけられても、出さなければならない意見」があることも知っています。
なので、出すものと出さないものを、見極め、選びながら、少しずつ少しずつ「ことばにする」のです。
その「見極め」や「選択」も、まだまだ難しかったりするのですが…。
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- 津籠睦月(つごもりむつき)
- 【職業】
- 社会人(毎日PCを使う仕事。残業も休日出勤も普通にあります。)
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- 小説・HP制作、読書、猫と遊ぶこと。
- 【好きな小説ジャンル】
- ファンタジー、冒険、恋愛、青春、推理、濃い人間ドラマの展開するモノ。
- 【備考】
- 漢検2級(準1以上は未受験)。国語の最高偏差値80(高2時点)。
ブログ更新&チェックについて。
このブログは管理人に時間の余裕がある時にちょこっとずつ更新していく予定ですので、更新やチェックの頻度はおそらく数週間に1回~下手をすると1ヶ月以上の間が空いてしまう可能性も…。
もし更新が滞ったても「あぁ、仕事が忙し過ぎて時間が無いんだな」と気長にお待ちいただければ幸いです。
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